2019年度北辰テスト第6回レビューと対策(国語)

11月3日に実施された北辰テストの結果が届いたと思いますが、振り返りまでできたでしょうか?
自分の取った得点、偏差値だけ確認して終わりにしていませんか?

この記事では、2019年度第6回北辰テストの国語を振り返り、今からでも対策すれば得点が伸ばせるポイントを確認していきます。
北辰テストを受けっぱなしにせず、次のテスト、また入試に向けて、解決すべき問題点を見つけましょう。

2019年度第6回北辰テスト【国語】の難易度

第6回の北辰テストの国語の全県得点平均は63.8点でした
5教科の中でも最も高い平均得点となっています。
そのため、結構得点できたのに、偏差値が思ったより低かった、という人も多かったのではないでしょうか。

ちなみに、手前味噌ではありますが、英泉塾の国語の得点平均は77.0点でした。

これまでの北辰テストの国語の全県平均点は以下のようになっています。
このように、国語においては平均点が高くなってきていることが分かります。

第2回 国語 44.0点
第3回 国語 51.8点
第4回 国語 59.8点
第5回 国語 67.8点
第6回 国語 63.8点 ←今回

 

2019年度第6回北辰テスト【国語】問題別正答率

設問ごとの正答率を見てみると、読解の問題の正答率が高く、漢字や語句、文法知識の問題の正答率が低くなっていることが分かります。つまり、大問2の正答率が低かったということになります。

大問1と大問3

大問1の文学的文章と大問3の説明的文章については全体の正答率が6割を超えていました。

大問2

漢字の読みは正答率が3割前後のものが2問となっています。「便宜(べんぎ)」「含有(がんゆう)」の読みは若干難しかったと思います。
また、最も正答率が低かったのが、問4の四字熟語を答える問題で、正答率は4.2%でした。

問5の慣用句の問題は慣用句の意味を知っているだけでなく、文脈から適切な慣用句を考えなければ正解できない問題だったため差がついたようです。

問3の品詞の問題は「ない」の識別で、定番の問題だった割に正答率は2割と低かったです。
問2の文節の関係は基本問題だったので確実に得点したい問題です。

大問4

古文は問4の内容把握は少し難しく、差がつく問題となりました。

 

2019年度北辰テスト【国語】の対策

さて、次の北辰テスト、また入試に向けて、今後やっておくべき国語の対策について少しご紹介します。

今回の設問別正答率を見ても分かるように、読解系の問題を確実に得点するとともに、大問2の漢字、語句、文法の問題を得点できるかどうかが高得点のカギとなります。

漢字や四字熟語、慣用句については一朝一夕に身につくものではないので、日々の継続が肝心です。
一方、文法についてはよく出題される識別の問題や助詞・助動詞の範囲などをしっかり理解しておく必要があります。
例えば今回出題された「ない」の識別ですが、「ない」には4つの種類があります。4種類の「ない」をすべて言えますか?
すぐに言えなかった人は今回の北辰テストの問題の復習をもう一度してみてください。
助詞や助動詞は、覚えることが多く苦手とする人も多いようですが、今からでも理解していけば確実に得点できる問題です。逃げずにやってみましょう。

 

まとめ

最後に、埼玉県の国語の入試問題で大事なことがもう一つあります。それは、作文で得点することです。
作文は、減点方式になっており、条件がクリアできていて、誤字脱字がなければ、確実に16点分得点することができます。
今回の北辰テストで作文の大幅減点があった人は、減点された要因を必ず突き詰めてください。
それだけで得点がUPしますよ。

次の北辰テストは12月1日です。
埼玉県公立入試までは約3か月。
日々の努力を怠らずに頑張っていきましょう。