2020年度北辰テストと「確約」について

こんにちは。英泉塾中浦和校校長の渡辺です。

今回は、2020年の現在、高校受験を控えた中学3年生の方へ、今年の北辰テストの状況と、私立高校の推薦入試を受ける際に、高校との個別相談等で合格の見通しを教えてもらう、いわゆる「確約」との関係についてお伝えします。

埼玉県の中学3年生の多くが受験し、その成績によって各高校の入試に対する合格の可能性を測る模擬テストである「北辰テスト」。例年は、3年生時の4月・6月・7月・9月・10月・11月・12月・1月に実施され、計8回の受検機会があります。

この中3生時に受検した北辰テストの偏差値を、私立高校の「個別相談」等で高校側に提示することにより、入試を受験した場合の合格の可能性が高いと判断された場合、それを高校の先生から口頭等で伝えてもらうことを、一般的な言い方で「確約が取れた」と言います。

さて、北辰テストの成績である「偏差値」の、どの回の、どの数値が、どれくらいあれば「確約」をもらえるかは、高校ごと、さらには同じ高校内のコースごとに異なります(もちろん、このいわゆる「確約」制度に対応していない高校もあります)が、最も多いパターンとしては、「7月から12月までの5回分の北辰テストの中で、3科目または5科目の平均偏差値の上位2回分の平均値」を挙げることができると思います。

私立高校の中には、北辰テストの「4月以降の上位1回分」を見るというところや、「7月以降の1回分」を見るというところ、逆に「11月までの上位2回分」を見るというところもありますが、やはり多いのは、前述の「7月以降の上位2回平均」でしょう。

ところが、2020年度の北辰テストは、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、4月の第1回は中止、6月と7月の北辰テストは、「北辰テスト@HOME」と題して、それぞれの受験生の自宅で受検するというものになってしまいました。それによって、これまでの「合格可能性の目安」が、2020年度に関してはあてはまらないものになってしまったのです。

つまり、7月の北辰テストが「自宅での受検」となったことで、信憑性の点からみて、その成績が「確約」を取るための素材とはならなくなってしまったわけです。一部では、「自宅受検による成績でもOK」という私立高校もあるようですが、それは例外的なものになると思われます。

よって、2学期から北辰テストが、本来の「会場テスト」として毎回実施されることが前提にはなりますが、2020年度に私立高校から「確約」をもらうために重要となってくるのが、9月・10月・11月・12月の、4回分の北辰テストの成績になるのです。

余談ですが、10年程前までは、「確約」をもらう基準として最も多かったのが、「9月以降の北辰テスト成績の上位3回分の平均値」だったことを考えると、少し昔に戻ったような感じにもなります。しかし一方では、2020年度は北辰テストの「9月以降4回分の成績の中の上位1回分でOK」という私立高校も出てきています。

いずれにしろ、2020年現在受験生である、現中学3年生にとって、2学期の北辰テスト成績が例年にも増して重要になることは言うまでもありません。日々、できる限りの力を受験勉強に注いでいかなければいけませんね。

英泉塾では、今年も例年並みの勉強量に取り組んでもらう「受験学習プログラム」をしっかりと用意しています。「受験に向けて今からがんばりたい」という中学生がいらっしゃいましたら、一緒に「志望校合格」への一歩を、この秋踏み出しましょう。もちろん、「北辰テスト対策」も万全です!ぜひ一度、英泉塾の授業を体験してみてください。

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