いま、高校2年生のキミへ伝えたいこと

 

令和3年も残り僅か・・年が明けると、すぐに2回目の共通テストが実施されます。
大学受験を目指す、現高校2年生のキミ!

志望校を定め、目標達成に向けた準備をスタートできていますか?

できているキミも、そうでないキミもあと1年ほどの残された時間をどう使うかはキミ次第ですね。
諦めずに行動し続ければ、未来を切り開けます!

とはいえ、もう目と鼻の先に迫っている大学受験に対し不安や焦りを感じているかもしれませんね。
そこで、今回はそんなキミに、英泉塾高等部の現役大学生チューターが自身の経験を踏まえながらキミの力になれるかもしれないことをお伝えします。

是非参考に聞いてみてください!

 

東京大学 理科2類 T先生より

お恥ずかしながら、私は高校2年生の頃受験に向けた勉強なんてこれっぽっちも取り組んでいませんでした。
自分がセンター試験をどの科目で受験するのかすら全然意識しておりませんでした。
主に部活や学校行事等に精を出しており、勉強は必要最低限しかやっていなかった記憶があります。
その結果、私は現役時代10点差で第一志望の大学に落ちてしまいました。

しかし、私は当時の自分の学校生活を後悔しているかと聞かれれば、全くそんなことはありません。
当時仲間たちと一生懸命部活に励み勝利を得たことや、学校行事で成果を出せた時の経験はかけがえのない宝物です。

現役で第一志望の大学に落ちた私は、その後浪人して様々な学びを得て、再び同じ大学を受験し、そして合格することが出来ました。
私が浪人時代に学べたことは、もし現役で大学に受かっていたら得ることができなかったものでしょう。
しかしそれは逆もまた然りで、現役で大学に受かっていたら学べたであろうことも多くあるはずです。

何が言いたいかと言われれば、結局のところ何が正解かは分からないということです。
入試の問題とは違って、皆さんの人生にたった一つの正解なんて存在しません。
大事なのは、置かれた場所で咲くことです。
失敗することを恐れないでください。
常に全力でチャレンジし続けていれば、得られるものは必ずあります。

高校二年生の皆さんに私がアドバイスをするとしたら、今自分がやりたいと思うことを全力で取り組んで欲しいということです。
勉強じゃなくても構いません。
自分の興味のあると思う分野があったら、それに没頭してみてください。
自分の興味のある分野がわからないという方は、色々な世界に触れて、自分に興味のある分野を探してみるといいと思います。
そして、自分の夢の実現のためにはこの大学に行く必要があると思ったら、そこから受験勉強を始めてください。
夢によっては、その実現のために必ずしも大学に行く必要がないものもあります。
ただなんとなく、受験勉強を始めて大学に受かって、後になって後悔するなんてことのないようにしてください。

勿論、自分の目標は常に変化し続けるもので、時に逡巡して方向性に迷うこともあると思います。
しかし、本人の気力と意思さえあれば、人生は何度でもやり直せます。
私の知人にも、大学を卒業した後に自分のやりたいことが見つかって、違う大学を受け直している人もいますし、私自身も獣医師、薬剤師を経て、今は教育関係の仕事と、色々な目標を変遷していますが、それでも私は楽しく日々を送ることができています!
ハートが燃え続けている限り、後悔はしないはずです。

と、これまで受験とはそこまで関係のない話をしてきましたが、このサイトに来ている皆さんはきっとそれなりに勉強に対する意欲を持っていらっしゃる方達だと思うので、最後に少し受験に関するアドバイスをします。

 

まず、英語のリスニングは毎日シャドウイングを行うと良いと思います。一日5分程度でも構いません。リスニングは一朝一夕で伸びるものではないので、今の内から取り組んでおけば、一年後には見違える力がつきます。

また、数学は一つの問題を幅広い視点から多角的に考察する癖をつけてください。例えば、図形であるなら座標、ベクトル、複素数等の色々な角度から幾何的考察を行ってみてください。たまに、あまり考察することなくゴリ押しで問題を解いて、「答えがあっているからいいや」と言う人を見かけますが、それでは数学の力は伸びません。

物理(理系)は、とにかく微積分をからめて、公式の導出を出来るようになってください。公式の丸暗記は、物理では絶対にやってはいけないことです。どんなに難しい問題が解けるようになっても、公式の意味を知らずに解いては殆ど無意味だと思います。

現代文、英語の長文は、全体の構造を読み取る力をつけましょう。部分部分の構文の解析というよりも、文章全体がどういう構成を取っており、どういうことを伝えようとしているのかを読み取ることが何にも増して大事です。そうした力をつけるために、問題を解き終わったら、その文章の要約を作ってみると良いと思います。字数は志望大学によって自分で設定してみてください。たまに巷で「現代文は運ゲー」という人を見かけますが、私に言わせればそれは誤りです。日々の勉強を積み重ねることで確実に力はついてきますし、現代文の力は、他のほぼ全ての教科において役に立つはずです。

上記のことは、何も高校二年生に限った話ではありません。
高校二年生にしては少しハードルの高い話も含まれているのかもしれません。
しかし、完璧にとは言わないまでも、上記のことを習慣づけることで間違いなく皆さんの真の意味での学力がつくと私は思います。

最後に、繰り返しにはなりますが、自分の興味関心のあるものを見つけること。
そしてそれに打ち込むこと。これらはどんな受験勉強よりも大事なことであると考えます。
そして自分の目標の実現のため、大学を受験するという決断をしたのなら、私たちはそれを心から応援します!
悔いのない高校生活をお過ごしください。

 

 

慶応義塾大学 薬学部 I先生より

高3の9月からは入試の形式の問題、12月からは共通テスト形式の演習をすることになるでしょう。
そうなると、いわゆる基礎固めをしている時間は高3の秋にはありません。
受験までの限られた時間をうまくやりくりしていくためには、高2のこの時期から各教科の典型的な問題に対する演習を積み重ね、高3の夏までに完成させることを目標にしましょう!

私は理系だったので、理系の科目の具体的な学習目標、学習方法を挙げていきます。

 

数学:青チャートや4STEPの問題を高3の夏までに解けるようにしましょう。

特に数Ⅲは、習ったばっかりで演習をする時間がなかなかとれていないと思いますが頑張ってください。受験では異なる分野の融合問題(確率の一般式を求めさせて極限をとらせる問題など)が出ます。融合問題に対応するための基礎作りです。わからない問題と出会ったときに解答への道筋を理解することも大事ですが、なぜその解法に至ったのか、なぜその変形を解答はしたのか、を意識するようにしましょう。その取り組みが応用問題にも活きるはずです。

 

英語:入試問題の大半は長文問題なので、長文に慣れることが大事です。

長文に普段から取り組んでいれば、知らぬ間に読解力はついてきますし、ある程度の単語も身につきます。毎日1つが理想ですが、週に4つ程度でもいいと思います。実際に私も、長文問題に多く取り組むようにしたことで英語力に自信がつきました。数学や理科は、どうしても得意分野、苦手分野があると思うので入試で運も絡む一方、英語はそのようなものはないので、英語が強ければ確実に武器になります。

 

物理:セミナー物理を卒業して重要問題集レベルの問題に取り組みましょう。

夏までの完成は厳しいと思いますので、高3の10月を目安に完成させられるといいですね。物理は、図を描いてそこに情報(力学なら摩擦力、弾性力など)を書き加えると、どんな式を立てたらよいか(力のつり合い、エネルギー保存、キルヒホッフの法則の式)がわかりやすいと思います。

 

化学:物理と同様、セミナー化学は卒業して重要問題集や化学の新演習に取り組みましょう。

有機化学は習ったばっかりであまり演習をできていないと思いますが頑張ってください。問題文の状況はどんな状態なのかを、化学式や表でまとめて整理しながら問題を解くといいと思います。

 

高校2年生は、受験まであと1年ちょっとですね。
何月頃にどの単元を勉強するかを上記のことを参考にしながら、自分のペースややり方に基づいた勉強計画を立ててみてください。
まる一日かけてもいいと思います。
苦しい反面、頑張った日々は一生の思い出になるはずです。
頑張って受験を乗り切りましょう!

 

 

英泉塾高等部は、一般選抜で現役合格を目指すキミ

総合型・学校推薦型選抜で現役合格を目指すキミ

どちらも全力で応援します!

 

さて、この記事では高校2年生のキミに向けて、大学受験を乗り越えた先輩大学生の声をお届けしました。

 

もっとくわしい勉強法を教えてほしい!

そろそろ受験勉強を始めたほうがいいのは分かったけど、まだまだ部活が忙しくてそんな時間が取れない・・・

始めるためのきっかけが欲しい!

いざ始めても分からないところが出てきたら誰に聞けばよいか・・・

将来やりたいことが見つからない・・・

志望校が定まらない・・・

総合型選抜や学校推薦型選抜で進学したいけど、対策方法がわからない・・・

 

そんな人もいるかもしれませんね。でも、大丈夫!

英泉塾は、キミの受験の悩みからキャリア相談まで、問題解決のお手伝いができます。

いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

 

英泉塾  高等部 大学受験科


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