絶対に失敗しない受験校の選び方

こんにちは。英泉塾中学教務部長・内谷校校長の柴原正彦です。

9月の北辰テストの結果も返ってきました。どのような感情を抱いたでしょうか?

「志望校にまだまだ足りない。」

「もう少しで届きそうだ。」

「志望校を変更した方がいいのかな。」

「志望校どこにしていいかわからない。」

「よし、大丈夫だ。いける。」

しかし、ちょっと待ってください。受験まであと半年以上あります。

9月の北辰テストの結果がそのまま受験の結果ではありません。

その北辰テストの結果を受けて、今後の学習プランを立てて実行に移すことが大切なはずです。

その前に、目標となる志望校・受験校を決定することが大切になります。

ここでは、その北辰テストの結果からどのように志望校を選ぶのか。

更に、受験校をどのように決定していけばよいのかについてお話しいたします。

受験日から逆算して、
いつまでに、どんな準備が必要なのか?

志望校はあくまで現段階で進学を希望する学校です。

受験校とは実際に入試を受ける学校です。

「志望校」は合否の可能性によって変更する可能性があります。

つまり「志望校」=「受験校」とは限りません。

 

埼玉県公立高校学力検査
2月28日(金)

埼玉県公立高校入学願書提出期間
2月17日(月)、2月18日(火)

 

各中学校での最終的な三者面談
1月下旬~2月7日(金)くらいまで
→ここでほぼ受験校が決定します。

 

私立高校入試
1月21日(火)~約1週間に集中
→各私立高校受験日程を
ご確認ください。

受験校決定の判断材料となるテスト
12月中旬~1月7日(火)
【冬期講習期間】

 

※1月中旬くらいには公立高校受験校の決定  に必要な客観的なデータが必要となりま
す。
英泉塾では、
1月中旬に北辰テストの結果、
埼玉県公立高校入試の過去問(8か年分)
埼玉県入試予想問題(3回分)、内申点な
どを総合的に加味して、埼玉県入試を年度
ごとに合否確率を判断する合否判定会
を1月中旬に行います。
その後も、2月中旬まで、埼玉県入試予想
問題(6回分)と入試倍率を考慮して
最終的な合否判定を行います。
そして、納得する受験校を、生徒と保護者
様の意思を尊重して決定していきます。
これまでの合否判定の的中率はほぼ100%
を誇ります。

ここまでで分かることは?

「志望校がある生徒は、12月中旬までに志
望校を合格できる力をつけること。」
「受験校決定の際に困らない志望校の選び方
をしておくこと。」

の2点です。

12月中旬までに志望校をレベル別に3校を選んでおく!

1月に受験校を決定する際の合格確率が50%以下であった場合、現在、志望校がある生徒であっても、志望校が1校だけだと、大変迷い、受けたくない高校を受験することも考えられます。絶対に受験で失敗しないためには、残り3か月で志望校をレベル別に3校選んでおく必要があるのです。

しかし、受験生それぞれの状況によって志望校3校の選び方も異なります。
ここでは、9月の北辰テストの偏差値をもとに、それぞれの生徒の状況に応じた志望校3校の選び方をご説明いたします。参考にしていただけると幸いです。

 

○志望校があり合格者平均偏差値まで
あとプラス5以内の生徒

  →第一志望校の合格者平均偏差値から
約マイナス2刻みで第二、第三志望校を
決定。

(志望校)川口北高校普通科
(9月の北辰偏差値5科)58.0の場合

第一志望校 川口北高校普通科
(北辰テスト合格者平均偏差値62.3)
+4.3必要

第二志望校 大宮北高校普通科
(北辰テスト合格者平均偏差値60.0)
+2.0必要

第三志望校 越谷南高校普通科
(北辰テスト合格者平均偏差値57.3)
-0.7

※受験校決定で迷ったとしても第二希望に
すぐ変更できるようにしておく。
ポイントは学習計画をしっかり立て12月
北辰テストまでに第二志望の合格者平均偏
差値を越えておくこと。

 

○志望校があり合格者平均偏差値まで
あとプラス6以上必要な生徒

 →第二志望校を9月の偏差値よりも
約2~3上回る高校の中から選んでお
く。
第三志望校は第二志望校よりも2~
3下回る高校の中から選んでおく。

(志望校)浦和南高校普通科
(9月の北辰偏差値5科)52.0の場合

第一志望校 浦和南高校普通科
(北辰テスト合格者平均偏差値59.9)
+7.9必要

第二志望校 南稜高校普通科
(北辰テスト合格者平均偏差値54.4)
+2.2必要

第三志望校 大宮南高校普通科
(北辰テスト合格者平均偏差値52.1)
+0.1必要

※第一志望校を現時点であきらめる必要はな
いが、現実的な志望校が第二志望で選んだ
高校だと自覚しておく。
受験校決定の際に第三志望校までを変更の
可能性があることを想定しておく。
ポイントは第二志望校の選び方。説明会、
体験会などに参加して納得のいく高校を選
んでおくこと。

 

○現在、志望校が分らない生徒。
 →9月の北辰偏差値よりも
5ポイント高い範囲までで
第一志望校を早めに設定する。

  第一志望校から約マイナス2刻みで
第二、第三志望校を決定しておく。

  早めに説明会に参加し、
とりあえずの目標を決めておき、

      学習へのモチベーションを高め、
受験勉強に集中できる状態を作り出す。

(志望校)なし
(9月の北辰偏差値5科)46.5の場合

第一志望校 朝霞西高校普通科
(北辰テスト合格者平均偏差値51.3)
+4.8必要

第二志望校 浦和東高校普通科
(北辰テスト合格者平均偏差値48.9)
+2.4必要

第三志望校 大宮東高校普通科
(北辰テスト合格者平均偏差値46.2)
-0.3

※志望校が無い場合は、まずは受験に向けて
行動を起こすことが大切。
現在の状況から目標を作り出すことが必要
なので、数字で判断する方が動きやすい。
成績が上がるにつれて志望校の変更。

(合格者平均偏差値は
平成30年度入試受験生の北辰テストの結果
を使用。)

受験で成功するために最も必要な事!

志望校を選び、受験校を決定するのは誰でもないあなた自身です。

受験校決定の際に合格の可能性が高くても、低くても、やはり君自身が責任を持って決断することになります。その際に、判断基準となるのは何でしょうか?

それは、偏差値や得点、内申点、倍率などの客観的なデータでしか判断できません。
1点の差で合否を分ける受験において甘い予測や憶測は、受験校決定の際に持ち込むべきではないのです。

しかし、目標達成への強い思いや諦めずにやり抜く心が、計画的な学習を作り出し、
行動を継続させ、自信をみなぎらせ、正しい判断ができる君へと成長させるはずです。
そして、受験校決定の際の正しい決断へとつながっていきます。

あなた自身が、高校受験という一つの通過点(壁)を乗り越えることで、どんな自分でありたいのか、未来を見据えてしっかり取り組んでいくことが受験で成功するためには最も必要な事なのです。

 

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