令和2年度埼玉県公立高校入試における学校選択問題実施校

こんにちは。
公立高校受験指導専門塾
英泉塾中浦和校の佐藤です。

 

今年の発表は例年より遅めでした

5月29日に、令和2年度埼玉県公立高校入試における学校選択問題実施校が、埼玉県教育委員会から発表されました。

例年GW前には発表されていましたが、今年は例年より遅く、5月末の発表となりました。  

下のリンクから、埼玉県が発表したものを見ることができます。

 www.pref.saitama.lg.jp
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/documents/r1gakkousentakumondai.pdf
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/documents/r1gakkousentakumondai.pdf
 

学校選択問題実施校は今年も昨年と同じ

今年は学校選択問題実施校の発表がなかなかされなかったので、何か大きな変更があるのか!?と勘ぐってしまいました。

しかし、学校選択問題実施校に昨年からの変更はありませんでした。

今年も昨年と同じ、21校です。

学校選択問題が始まった当初は20校でした。

(ちなみに、2017年度入試からこの制度は始まりました)
※2017年度入試…2017年2月実施

2019年度入試から、学校選択問題実施校に春日部女子高校が加わり、計21校になりました。

下の表を、ぜひご参考にしてください。

 

そもそも学校選択問題とは?

次の入試(2019年4月から中3生が受ける入試)で4回目となる学校選択問題。

今回、学校選択問題について説明します。

3年前まで問題は1種類だった

2012年度入試から、埼玉県公立高校の募集は1回となりました。

泣いても笑っても1発勝負です。

したがって、これに伴い入試問題も1種類のみ作成されました。

試験当日、埼玉県公立高校であれば、どの学校で受験しても問題は同じです。

この埼玉県公立高校の入試問題が難しすぎました。

特に難易度が高かったのが、数学です。

上の表にはありませんが、2012年度(H24年度)入試の数学の平均点は36.5点でした。

この点数の低さについて、埼玉県議会で議員から質問が出るなど、ちょっとした騒ぎになりました。

その後も数学の平均点は低空飛行が続きました。

2016年度(H28年度)入試で初めて、数学の平均点が50点を超えました。

(※埼玉県公立高校入試は、2010年度入試から100点満点となりました。それまでは40点満点でした)

入試問題が難しすぎることの弊害は何か。

それは、受験生の間で差がつきづらくなる、ということです。

ここで、埼玉県公立高校入試の問題を作成している埼玉県教育委員会があるものを考え出しました。

それが、学校選択問題です。

2017年度入試から問題が2種類に

学校選択問題は、英語と数学の2教科のみです。

つまり、英語と数学の問題が2種類作成されるということです。

学力検査問題と学校選択問題の2種類です。

学校それぞれが問題を作成しているわけではありません。

国語、社会、理科はこれまで通り、区別なく1種類の問題です。

 

ちなみに、埼玉県教育委員会は、学校選択問題導入時に、以下のように言っています。

「学力検査問題」では得点に差が付かず、受検生の学力をしっかりとみることが難しいと判断した高校が、(中略)学校選択問題を実施することができます。

学力検査問題だと、受験生の間で差が付かない。

だから、難しい問題を作ることで、差を付けようとしています。

 

例えば、英語の英作文の問題。

“What is  the best way to learn English for you?”

という質問に対して、条件に従い、5文以上の英文を書きなさい。
(2019年度学力検査問題)

 

“People need information literacy skills. (中略) What do you think about this idea?”

情報リテラシーについての英文を読んで、あなたの考えを、条件と記入上の注意に従って40語以上50語程度の英語で書きなさい。
(2019年度学校選択問題)

英作文の問題でも、これだけ大きく違います。

学校選択問題を実施する学校を受験する中3生は、こういった難問にも対応できる力をつけなければなりません。

学校選択問題の難易度は、英語も数学も、全国的に見て高いです。

まとめると…

・学校選択問題を実施する学校は21校

・英語と数学のみ2種類作成される

・高校別に作成されるわけではない

・国語、社会、理科はどの学校も共通の問題

 

学校選択問題への対策は?

今の時期、学校選択問題に対しての特別な対策を講じる必要はないと考えます。

強いて言うのであれば、学校の授業を聞いて、学校の宿題や通っている塾で出されている課題、するべきことにしっかりと取り組むことが、対策としてとても有効でしょう。

英語は現在完了や不定詞、数学は因数分解や平方根、理科はイオンなど、どの教科も入試においてとても重要な分野であり、しかも理解が難しい分野でもあります。

部活の大会も多くある、大変な時期ですが、1学期の頑張りが今後につながっていきますよ。

 

最後に

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